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[コメント] ピナ・バウシュ 夢の教室(2010/独)

愛玩と制裁。平静と激情。ありとあらゆる地上の官能を白日のもとにさらけ出し、上品な大劇場の舞台上にぶちまけるバウシュの舞踏『コンタクトホーフ』は確かに傑作だ。それが少年少女の伸びやかな肢体をもって演じられるのは見ものには違いないが、一応の完成を見るまでの軌跡では、予想済みのことながら未熟といううらみがあった。あまりにも惜しい。
(★3 水那岐)

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