[コメント] おおかみこどもの雨と雪(2012/日)
山や滝や田舎の風情が好きなので都会パートを離れてからは俄然画面に食らいついた。また、日本では既に絶滅した狼…いや、でももしかして(奥秩父に…)とかちょっとそういうのにロマンを感じるオレとしては高得点。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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調べたら監督の故郷が富山県なんですね。なるほどと!劇中描かれてたでっかい滝は称名滝(落差日本一)ぽいし、あれ?ミクリガ池(立山室堂平にある)と思った。でもあの住まいは知らなかった。奥秩父が舞台だろうと思ってたので吉田家住宅(埼玉県で現存する1番古い民家)なのかなと。行ってみたいな。
観終えて、雪の先行きがちょっと心配。理解ある転校生の存在は心強いのだけど…。雨は狼の本能の赴くままに大自然へと。父親が都会のドブ川(に近い)で無念の死を迎えたのを見れば、あの選択は良かったと思うし必然だとも思う。 狼は本能で生きる。人は本能を理性で抑えなけりゃ生きてけない。生物学的に観たとしてもオオカミびとはその葛藤に苦しむだろう。
物語としてはお母さん奮闘記、そして子供たちのそれぞれの旅立ちを肯定的に描き終わるけど、なんかやっぱ雪が心配だ。雪が人としての(女としての)感情に目覚める度に。
ジャンル的にはダークファンタジーかなと思う。
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