[コメント] 真昼の決闘(1952/米)
小泉元首相が大好きだったというこの映画。ブッシュと盛り上がってました。
政治家も人の子で映画も見るものだ。そして普通に鑑賞している人よりもずっと映画の影響を受けたりする人も又多いわけでこの映画を政治家にならんとする志の高い人が見たらどうなるのか。
まあ誰も手を付けない敵に対して「そんなの絶対無理だって(笑)」とバーテンダーにでも言われたが最後、絶対やり遂げようとするだろう。一人でも。
というわけで小泉首相は難攻不落の郵政問題(当然敵は強大で明確)に周りから笑われても単独立ち向かったというわけだ。ただこの映画の主人公と違うのは「町の中(永田町)では孤立していてもその他の地区では圧倒的に支援が多かった」ところだ。
映画もこの状況に似ている。町の住民がしょーもなく映る反面、スクリーンのこちら側は 安全パイなだけに「ガンガンやれ保安官」という意識になる。まさしく小泉劇場とは民営化反対議員+マスコミが騒げば騒ぐほど彼らが町の住民と化す計算された舞台だったとも言える。
中国をリーダーとした東アジア諸国の靖国参拝問題も彼からしたら「自分がここで頑張らねば誰がやる」であったと思う。周りから「中国は強大なんだからおとなしく従うこった」と加藤か野中か山崎拓に言われただろうからなおさらだったろう。
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さて、次の首相である安倍さんは『ミリオンダラー・ベイビー』に自分の政治観念を重ね合わせて見ているようだ。その心を読み解ければ幾ばくか彼の今後の指針が見えるかもしれない。
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