[コメント] ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012/米)
いろいろ宗教的な話も出てくるけれど思ったほど宗教色は薄くそれほど哲学的でもない。勿論ベンガルとの227日は映像がすごく、だんだん痩せて来るベンガルの様子などはリアルで映像史に記憶されるべき作品でもある。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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敢えて考えるに、あのボートと動物との同乗はキリスト教のノアの箱舟を連想させるし、ラストでほのめかす幻想話からはオランウータン以下が家族でベンガルは自分の分身だとも認識される。
でも映像はものすごいが、深みが足りない気がするんですよ。哲学的な雰囲気は臭わせているけれど本物志向ではないような、、。考えたら彼はいろんなジャンルで趣向がかなり違う作品を作って来たけれど職人芸的な作品が多かった気がするなあ。
思いがけない無感動作品でした。
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