[コメント] サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ(2012/米)
画像加工や色処理という作業合理性から始まったデジタル化が、いつのまにか経済合理性の名のもとに全工程を支配してフィルム消失という一大事を招いた顛末や、それが図らずも現場における監督と撮影監督の主導権争いの構図を浮き彫りにするところは実に興味深い。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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しかし、せっかく抽出したそんな問題を、それ以上突き詰める意志などまったく見当たらず、この革命的変革を機に映画の本質を考えてみようなどという気概は微塵もなし。著名監督や撮影監督たちの発言も大した含蓄もなく、「まあ、そようだよなぁ」程度のお決まりごとのくり返し。観る前から予感はあったが、やはり始めから玉虫色の結論を念頭に置いた退屈なドキュメンタリー。
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