[コメント] 横道世之介(2012/日)
祥子と世之介がアパートから飛び出して雪の積もった外で戯れるシーン、場面変わってスキー旅行から帰ってきた祥子が骨折で入院している病棟での世之介とのやり取り。観ているこちらが気恥ずかしくなるくらいのラブラブっぷり。イイネ。原作、脚本、場面転換、時系列、全てにおいてデキがいい映画。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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大学生・横道世之介が関わった人たち。
世之介自身は何もしていないにも関わらず、みな世之介に何かしらの影響を受けている。
一平は父親として生きる勇気を。
加藤はホモセクシャルであることを隠さず生きていく覚悟を。
千春は東北出身であることをひた隠すことを辞め。
祥子にとっては青春そのもの。
それが世之介。
人は誰とも接さず生きていくことはできない。
自分が接してきた人々には何らかの影響を少なからず与えている。
自分が気づいていなくても、自分にっては些細なことであっても。
多かれ少なかれ、みんなが世之介であり、みんなに世之介のような友人・知人が存在している筈。
それをうまく表現した作品だと思った。
余談だが、お人好しで憎めない「いい人」を演じさせたら草なぎ剛の右に出る者はいないと思ってたけど高良健吾もなかなかどうして。
お嬢様役の吉高由里子も第一声の「ごきげんよう」ではミスキャストと感じたが、成金のお嬢様として見るとやはりハマり役。
主演の二人のラブストーリーとしても大満足な一本でした。
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