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[コメント] キャビン(2011/米)

B級ホラーを二重構造にしているんだけど、「現場」と「会議室?」のギャップが笑える。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







「現場」サイドは、王道中の王道で、お色気あり、血みどろあり、とみせかけて予想の上を行くひねりがある。

「会議室」サイドは、中間管理職的悲哀や、賭け事や、おっぱいが見える見えないで盛り上がったり。

この二重構造は、なかなか楽しかった。

特に「現場」で死んでゆく順序が、かなり意外だった。特に「コイツ、すぐ死ぬわ」と思った奴が、大活躍した時は、なぜだか「爽快」だった。

「会議室」サイドは、リチャード・ジェンキンスが大真面目にとぼけて、お茶目だ。ただ、この会議室サイドの「話のつじつま」はかなり大雑把。五人の生贄を捧げて、悪魔?の覚醒を抑えるのなら、こんな回りくどいやり方をとらなくても、ただ殺せばいいのに、とか考える。

だけど、「怪物たち」の造形や、クライマックスの「ハチャメチャ」がとても楽しい。日本版も、苦笑まじりだけど笑える。

・・・・あの、口だけバレリーナは何者??

(評価:★4)

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