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[コメント] 合衆国最後の日(1977/米)

創り手も演技者も意識していると思うけど、この映画の主役は、ランカスターでも、ウィドマークでもなく、徹頭徹尾、「アメリカ大統領」@ダーニングだ!ネタバレを怖れなければ、タイトルを、
uyo

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







合衆国大統領最後の日』に変更したいくらいです。

朝起きてひげを剃っている大統領から話は始まり、大統領が撃たれて命を落とすところで話は終わる。ウォーターゲートなどでヘタレな当時の大統領に対し、「てめーら、一国の大統領なら、国のために命の一つも捨ててみやがれ!」と言う、監督の檄が聞こえてくる痛快な逸品です。

しかも決して短絡的なマッチョイズムには走らず、「怖くて仕方がない」と、弱音を吐くじゃないですか。最高のシーンですね。

「主役」に敬意を表し、名優ランカスターも、脇役として分をわきまえた抑えた演技で魅せてくれます。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)中世・日根野荘園[*] けにろん[*]

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