[コメント] フリーランサー NY捜査線(2012/米)
『世界にひとつのプレイブック』『レッドライト』に続くデ-ニーロ祭りの1本。「渋いデ-ニーロ」を中々上手く出していたが、使い切れてはなくて残念。☆3.4点。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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デ-ニーロは主人公ではないのだから適当な所で片付けるというのは解るが、折角あそこ迄アクを出したのだから、もう少ししぶとい人間に描いて欲しかった。今回のデ-ニーロは客観的に見れば小狡くてチッコイ人間なのだが、それだけに自分の危機には敏感で、最期の最後迄とことん足掻こうとする筈なのだ。
所で、主人公たち悪ガキ3人組の描き方は中々面白かった。彼らの分かれ道を見てもこの映画のテーマは「人間は一人では生きられず、隣りに誰が立つかで運命の半分は決まる」というものだろう。それでも犯罪を描き乍らでも僅かな正義感を挟み込む事で「残りの半分、お前はどうする?」と訊いてくるのが佳い。
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