[コメント] 探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点(2013/日)
探偵はあんまりBARにいないし、監督は全然分かっていない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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話は面白いんだが、映画が古臭い。まるで80年代の演出。一言でいうならダサい。 顔のアップからカメラが移動して胸元のバラ、なんてまったくもってダサい。
実は、奇跡的にチャンドラー的な何かが降臨した前作の段階で、薄々気付いてはいた。 珍作『茶々』でおなじみ、この東映の社員監督が、実は分かっていないんじゃないかってことを。
時折、無茶な手持ちカメラにしたり、部屋(セット)一つ丸々ぶっ壊したり、どうやら深作欣二的なことをやりたがっているように見える。 この話に必要な演出は、実録風じゃないと思う。むしろスタイリッシュさなんじゃないかな? 深作欣二よりも岡本喜八。それだったらもっと笑えて泣ける映画になったと思う。
安藤玉恵に免じて★3。
(13.05.19 新宿バルト9にて鑑賞)
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