[コメント] もうひとりの息子(2012/仏)
自分の中の血が何であっても自分が自分であることに変わりがないというメッセージは、和平と平等の理想ではあるが、宗教や憎しみに捉われている大人たちへの警笛でもある。偏見と固定観念にしばられているわたしたちへの戒めの言葉である。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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『そして父になる』の場合は、子どもが小さいという設定で、親になるとはどういうことかがテーマだったように思う。対してこの作品は、本人たちが18歳という年齢であるから、本人たちが事実をどう受け止めるかが主眼なのだろう。
血は変えられず、環境もまた人の成長に重要だという事を再認識。
ただ、本作では、両家とも生活面・教育面での水準が同等のようであるので問題は起こらないようだが、果たして環境が大きく異なるとどうなるのか。恐ろしい事実である。
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