[コメント] 少年(1969/日)
景物の情報量が暴力的な郷愁を産し、一方では時間の滞留した観光地が異世界の求心力に抵抗する。この対比は渡辺文雄の役者論でもあり、イケメンのインテリでありながらメタボである彼は、養豚のようにひたすら食って寝て違和感に奉仕する。
ハイブリッド種族の彼らは観光地でしか生息できず、景物と交通の密度に流浪の元凶を見た少年は、現状を宇宙人のパノプティコンと解し、雪で情報量を覆うアイデアを着想する。整理された情報から出てきたのは少女への性欲である。
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