コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 甦える大地(1971/日)

昭和40〜50年代の所謂大作ものに見られる脚本の欠点。すべてを描こうとして描けず、中途半端のまま残す。或いは困難難事をあっさり解決する。疑問点をいっぱい残して話はどんどん進んでいくのだ。
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







情熱、商工両全、人間開発と上滑りの抽象的な言葉が並ぶ。説明会の住民ではないが、「何を言ってるだが、よく分からない」(笑)。

逆流という言葉。今も昔も、開発してもしなくても同じと主人公は言う。それに対し、作中で野田が、「逆流は逆流でいいんだ。開発事業の評価は1,2年ですべきではなく、数十年かけてすべきだろう」と言う。

この発言は正解だろうが、数十年もたつと世の中が変わって、また新しい判断要素が入って来るのでは、と疑問が。いや、10年ごとに新しい判断要素が・・と考えると、やはり今時点で評価何より自分の信じた道を行くのがベストではないかと思う。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。