[コメント] 春を待つ人々(1959/日)
個性的なキャラクターをちりばめ、過不足なく喜怒哀楽を織りまぜた群像劇に仕立てた脚本が見事。家族劇にありがちな矮小さが感じられないのは、関東と関西を行き来する空間移動や、過去のスキャンダル発覚といったダイナミックな時間移動の仕掛けの巧みさゆえ。
達者な役者たちが織り成す右往左往に身をまかせ、安心して映画に没頭できる100分間の至福。これぞ松竹大船ホームドラマの良品。
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