[コメント] 風に立つライオン(2015/日)
元歌「風に立つライオン」は本当に素敵な曲。歌自体が短編小説。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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その元歌を大沢たかおがほれ込んで、さださんに「小説にして」とアプローチして生まれた小説が原作。大沢に依頼されても、しばらくは動かなかったが、大震災を機に、伝えてゆかねばいけないと思い、書き上げたそうだ。
モデルになった医師は、さださんの旧知の友人・柴田紘一郎さん、存命です。だから、「実話」ではなく、モデルとして作成された元歌('87)をモチーフに書かれた「小説」ですが、実際のエピソードもたくさん盛り込まれているようです。
企画の段階からリードしてきた大沢たかおの「思い入れ」はものすごく、それは「演技から」も伝わってきました。ラスト近く、夜明け前の草原に立つ大沢は、本当に凛としていて「風に立つ孤高なライオン」のようでした。
小説は未読なのですが、個人的には「回顧録」的な展開ではなく、時系列に沿ったほうがよかった気がします。
石原さとみが「キレイすぎる」のが少々気になりましたが、英語をかなりがんばってました。さすが「英会話」のCMに出てるだけあります。
作品全体もキレイすぎる印象ですが、お気に入りの歌なので、すこし点数は甘めです。
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