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[コメント] ゼロの未来(2013/英=ルーマニア=仏=米)

これが「集大成」だなんて言わせない。テリー・ギリアムへの限りない敬愛の念を込めて、1点。
ぐるぐる

テリー・ギリアムほど、映画作りの下手な監督はいない。監督・演出の話ではない。プロダクション・ワークとの折り合いの悪さの話だ。それでこれまでに、どれだけの「傑作になるはずだった」作品が泥にまみれ、泡と消えてしまったことか!

この映画のプロダクションの弱さは、目を覆うレベルだと思う。それがテリー・ギリアムの「自由になる」限界だったということだろう。そこをベースとして構築された作品には、映画としてのダイナミズムがまるで無い。テリー・ギリアムのイマジネーションの翼をすっかりもいでしまったのは、長年の「資本」との軋轢だろうか?それとも70歳を過ぎた「老い」だろうか?何か、やたらと長いプレゼンテーションを見せられているようだ。

マット・デイモンは、監督との個人的な関係からの「友情出演」だろうし、音楽のジョージ・フェントンも同様だろう。ここでテリー・ギリアムは、その経歴ばかりか、思考そのものの「縮小再生産」に落ち込んでしまっている。

(評価:★1)

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