映画自体は面白かったとは思うが、前作の前日譚としてこんなハナシがあったのです、とすると寧ろ残念な印象。

11年経ってもアニメなら表現出来る、というアイデアは評価。木村多江・平泉 成・相田翔子・キムラ緑子までが揃っているのが嬉しい。しかし一寸残念なのは平泉 成。明らかに声が老けてしまって、前日譚になってない。しかもその掠れ声でもう一役重要な役を演ってるのは如何なものか。岩井俊二が好きだったんだろうけど。

アニメ化の所為で、教室の描写などが少し前作よりチャラくなっている。それとも岩井の変化なのか？

花にそんな過去があって二人が親友に、というのはいいのだが、花が１歳年上だった、というのをココで示すのはイカン気がする。前作そのものに影響を与えるじゃないか。それとも前作にそんな表現があったのか？ あったのなら寧ろ本作の製作動機として成立するが。