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[コメント] ヒトラー暗殺、13分の誤算(2015/独)

サスペンスとしてはとりたてて言う程のものはない。ただ1930年代、ヒトラー崇拝の狂気が少しずつ社会を覆っていく様は何とも不気味だ。
シーチキン

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







当時のこととはいえ、ちょっとしたフィルム上映会さえもヒトラーの威光を煽りたてる小道具になってしまう。その行き着く先はまさに暗黒の世界だ。

ゲオルグの取り調べを担当した刑事局長の方は、なんだか叩き上げの刑事みたいで、犯人の心理を熟知しながら、事実に基づき捜査と推論を重ねていっている。その彼のラストは、ナチスの行く末を体現したようで興味深い。

あと、ゲオルグの女ったらしぷりは、この手の映画ではちょっとしたアクセントになっていて良い感じではあるが、その相手役となったエルザがなかなかセクシーで良かったですな。

(評価:★4)

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