[コメント] 蜜のあわれ(2016/日)
フェミニズムなんてなかったパラレルワールドで撮られたような古臭い性愛譚。いったい、21世紀に制作する意味があるのか。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
ロマンポルノ以前の作品であり、ボディダブルは60年代チックだが『痴人の愛』2本のほうがまだ現代的だろう。本作から伝わるのは大昔の老人の性と、彼に都合のいい3名の女でしかない。若い観客が本作を観て学ぶものなど何もあるまい。港岳彦はピンク映画を多く物しているが、最近のピンクはこの程度なんだろうかと幻滅。
撮影も同様であり、清順オマージュなどもうさんざ見飽きたのであり、まだこんなもの撮っているのかと呆れるばかりでしかも安い。本作の美点は「午後五時に二本に分かれる道」他の優れた科白だが、たぶん原作のままなんだろう。他にいい処は見つけられなかった。真木やら高良やら助演を立てるための件がだらだら長すぎるのも難。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。