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蜜のあわれ (2016/)

[Fantasy/Romance]
監督石井岳龍
脚本港岳彦
原作室生犀星
撮影笠松則通
美術佐々木尚
音楽森俊之
衣装澤田石和寛
出演二階堂ふみ / 大杉漣 / 真木よう子 / 韓英恵 / 上田耕一 / 渋川清彦 / 高橋真唯 / 高良健吾 / 永瀬正敏
あらすじ作家(大杉漣)は病身の妻と静かな老後の生活を営んでいたが、赤子(二階堂ふみ)という少女が折に触れて家の中に現れて彼を籠絡しようとする。彼は、そんな赤子が可愛くてたまらないのだ。年甲斐もなく赤子に誘われ得意でもないダンスを踊ったりもする。だが、彼女が歩くときふとした拍子にヒラヒラの尻尾が見えたりする。実は赤子は流金なのであった。そんなある日、作家が講演会に赴いた会場で赤子はゆり子(真木よう子)という幽霊に出会うが…。室生犀星晩年の自己投影作の映画化。 (けにろん)[投票]
Comments
全10 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5年寄りの妄想与太話に真摯に取り組んだ結果、キッチュと高尚のレトロモダンな絶妙ブレンド世界が現出。トーマス・マンを眼下に見下ろし飛び越えた世界で変態性も無我の境地に至る。死の気配が漂う金沢の街並みはコレラの蔓延するベニスのように禍々しい。 (けにろん)[投票(3)]
★4はるか昔、中高生時分に室生犀星の小説が好きだったこともあり、実写化に興味を持ちつつも、どうせ失敗するんだろうなと冷ややかな気持ちがあって未見でした。名「バイプレーヤー」大杉漣さんの訃報から約一年、その主演作品ということもあり、見てみることにしました。 [review] (ロープブレーク)[投票(6)]
★4全編ニヤケながら見た。笑える。特に二階堂ふみの科白がいちいち可笑しい。画面造型もかなり頑張っており、永瀬正敏の露店の回りを何周もする360度移動など目を引くカットも多い。韓英恵の自転車のシーンは小津だ。また高良健吾の芥川が怖くていい。 [review] (ゑぎ)[投票(5)]
★4恥ずかしながら室生犀星を読んだことがなかったので、これを機に読んでみようかなと思う程度には面白かったです。こんな面倒な役を軽々とこなす二階堂ふみ高良健吾が頼もしいです。 (さず)[投票(1)]
★3傑作なのか?珍作なのか?そういった意味も含めて石井岳龍の『崖の上のポニョ』。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(4)]
★3二階堂ふみ目当てで観たが、期待に違わない。どんどん金魚に見えてくる。「交尾してまいる!」って。 [review] (緑雨)[投票(3)]
★3二階堂ふみの蓮っ葉な口跡が呪文のように魅惑的。『この国の私』で生と死の狭間に生じる「艶めかしさ」を発散させたように、今度は、そっち(虚)とこっち(実)の「あわい」の存在を浮かび上がらせる。「不確実さの確信」とでも言うか、確かに彼女は琉金に見えた。 [review] (ぽんしゅう)[投票(3)]
★3たとえ満足がいかなくとも、繋がらない繋ぎが出てきたり、こうまで鈴木清順をリスペクトされると嬉しくなってしまうではないか。清順の新作を観ることがもう二度と叶わない今の状況にあっては、なおさらである。あっと驚くような仕掛けはクライマックスぐらいだが、カメラも美術も役者陣もよく健闘している。 (赤い戦車)[投票(2)]
★3年寄りの妄想なのに気持ち悪くないのはどうしてなんだろう。 [review] (もがみがわ)[投票(2)]
★2フェミニズムなんてなかったパラレルワールドで撮られたような古臭い性愛譚。いったい、21世紀に制作する意味があるのか。 [review] (寒山拾得)[投票]
Ratings
5点1人*
4点4人****
3点8人********
2点3人***
1点0人
16人平均 ★3.2(* = 1)

[この映画が好きな人]

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