[コメント] 64-ロクヨン-後編(2016/日)
前後編の連作の常套で、冒頭に梗概とまではいかないが、前編のポイントになるシーンを繋ぐ。実は、そう見せかけておいて、前編では描かれていない、無言電話にまつわる重要なカットを挟み込んで来るので驚かされた。
無言電話にまつわる重要なカット挿入。これは計算なのだろうか。なんか成り行き上こうなった、という感もする。そう思わせるぐらい、中盤、話の運びの悪いプロット展開がいくつかある。特に永瀬正敏と緒形直人の行動の見せ方がよろしくない。いずれも好演・熱演なだけに惜しい。
後編の見せ場で良かったのは、報道協定で東京の記者も集まっての会見場でのやりとりの部分。県警だけでなく、記者クラブも無能扱いされる展開だ。二課長役の柄本佑がいい。あと、エピローグも特記しておきたい。どんど焼きの場面。雪。大きなフワッとした雪が降って来る。もうちょっと多めの雪降らしなら、尚よかった。
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