[コメント] 娘・妻・母(1960/日)
実に豪華な顔ぶれだが、中身はややすかすか気味。それでも、金をめぐる家族の離合集散振りが成瀬巳喜男にしかない視線の中でさらけ出される。ほんの脇役で笠置衆が出てくるが、この素ともとられかねない演出が成瀬リアリズムの真骨頂。
(ジェリー)
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