[コメント] 疑惑のチャンピオン(2015/英)
ドーピングのすさまじい実態には唖然とするが、真に戦慄を覚えるのは己を正当化するための偽りを演じる人間の姿だ。
ガンから立ち直った真実の姿があるからこそ、よけいにドーピングを正当化しようとするのだろうか。そこに人の複雑さがあるのかもしれんなあ。
ただ一方で真実はいつか明らかになる、人はその偽りを演じ続けることができないということに一縷の望みがあるのではないか。
映画としても全体に緊張感があり、人間くささもあった。ベン・フォスターは好演していると思う。
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