[コメント] 君の名は。(2016/日)
世間の評判ほどキュンキュンする映画ではなかったけども、でも、この映画が大ヒットするということは、みんなロマンチストだなあ、と(照)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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胸キュンを求めていたわけではないし、そもそも、こんなにもハッキリと“恋愛もの”だとも思っていなかったのだが・・・。
私は瀧と三葉を“同志”ぐらいの距離感だと思っていた。なので、瀧が憧れの奥寺先輩とデートすることに三葉が涙を流す、というのは唐突だった。一瞬何の涙かわからなかったぐらい。そして奥寺先輩が瀧に言う「最近他に好きな人ができたんでしょ?」という台詞にも「えっ?そっちも?!」と驚いた。
その後それこそ命がけの二人の姿を見て、お互いへの想いの強さは理解できたけども、それなら恋に落ちる様子、落ちていく様子というのをもっとしっかり描くべきだった(と、少女漫画好きは思うのです)。
そのため最大のキュンキュンポイントと思われる「すきだ」もそれほど・・・。入れ替わりの意義が明かされていく怒涛の展開には本気でハラハラし、二人を全力で応援はしたけども、恋のほうには結局興味を向けられず。
やっぱりあの時点では“恋心が芽生え始めた同志”ぐらいで良かったと思うんだけどなぁ。でも恋心じゃないとあんなに必死になれないかな?必死になることで恋心を自覚するってのもアリだと思うけどなぁ。あ、恋心を自覚し始めたところでの「すきだ」!お、ちょうど良いんでは?
・・・と、多少の不満はあれど、こんな爽やかな映画が大ヒットしているというのは喜ばしいことだと思っております。
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