[コメント] この世界の片隅に(2016/日)
こうの氏の原作マンガをアニメ映画で表現してくれただけでも感謝したかった作品。もう一度思いきりこの映画の熱量を感じたいので、ソフト化も待ちたい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
最初に減点部分から
主人公のすずに、本職の声優ではない のん を充てているが、冒頭にこの弱みが
出ている。すなわち、子ども時代のすずが へたなのである。
この映画の成り立ちとして、クラウドファンディングを用い、パイロットフィルム
をまず製作しなくてはならなかった点で、"子ども時代のすずはプロの声優に" と
いった対策は取れなかったのだろうと推測する。
ただし、逆に言ってしまえば、19歳の冬以降、見事なまでに "のんはすずだった"
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ある主人公や、家族などを通じて時代を体現させてくれる優れた映画は、私が思い
つくだけでも十数個はあるが、フォレストガンプともゴッドファーザーとも
違い、この作品は非常に薄い膜で感じられる身近な映画だった。
1973年生まれの私には、中途半端な反戦の思いしか無いが、しっかり生きること。
ちゃんと泣き・怒り・笑い・悲しむこと。 そして自分の手の届く範囲の世界に
しっかり自分を生かすことを諭された映画だった。名作!!!
2017.2.1 イオンシネマ茨木にて鑑賞
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