[コメント] アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2015/英=南アフリカ)
パン焼き釜内からのショットで幕を上げ、無邪気に遊ぶ少女の姿の後に、俯瞰で銃を積んだジープを捉える。この無駄のないオープニングは、緊迫感を伴う導入として優れているうえ、終始血の通わない上層部の攻防の中で現実感を持たせる重要な役割を果していた。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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この映画は、様々なレイヤーの人物が登場するこの作品で、ラスト、アラン・リックマン演じるフランク・ベンソン中将をフィーチャーして幕を閉じる。
現場に近い人間ではなく、かなり遠い場所で、本人は決断者ではないながらも、決断権者を動かす場を作るベンソンに。
そこに意外性も感じたが、会議の前に(種類を間違ってはいたが)孫娘向けの人形を買わせているあたり、完全に伏線なのだろう。
スッキリはしないが、意図は理解できる終わり方だった。
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