本作の粗筋は別に厳重秘でもなかったので大体知っていた。正直単体では本作に興味が湧かず、タイミングも合わない儘、『ミスター・ガラス』('18)を先に観てしまった。サブキャラへの重心の掛け方にやや驚いたものの、『ミスター・ガラス』を観ている間はそんなに後悔は無かった。

しかし本作を視てしまうと流石にやっちまったナ感がしてきた。『ミスター・ガラス』でも本作でもジェームズ=マカヴォイに対して大した感嘆も失望も浮かばなかったのだが、順序が逆ならばもっと何か感じた可能性はある。

また粗筋もウロ覚えになる10年後位に、3作順番に観る事にしよう。