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[コメント] ワイルド・スピード ICE BREAK(2017/米)

ポール・ウォーカー亡き後の「FF8」。心配しましたが、ちゃんと面白い映画になりました。が、だいぶ「空気が違う」。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







まず、今回の目玉、シャーリーズ・セロン。もう最近は「貫禄の悪役」もさらっとこなす、それでいて超美しい。女っぷりで負けるぞ、ミシェル・ロドリゲス。

でもやっぱりジェイソン・ステイサムが、「映画の空気」を変えている。もうステイサム主演のアクション映画を見ているようだ。弟がルーク・エヴァンス、それに今回初登場のママ役ヘレン・ミレンまで出演。出演料だけで大変なことになりそうだし、「この3人」でスピンオフドラマが作れそうな、すごいメンツだ。最近、マーベルでも、DCでも、「作品の垣根」を超えて映画が製作されているので、ステイサムの役も、過去の出演作からの登場という形でも、面白そうだ(版権が大変そうだけど)。『トランスポーター』のフランクか、『メカニック』のビショップあたり、あるいは『エクスペンダブルズ』のクリスマス役の流用でも、この際面白いかも。これは全くの余計な話だが、そういう想像を掻き立てられる、ステイサムの活躍でした。

で、これだけステイサムが活躍すると、チームの活躍がやっぱりかすむ。ロック様は話を転がす役で、出番も多いが、後のメンツの「見どころ」が減った。このシリーズ、最初はヴィンとポールの「バディ・ムービー」から始まったが、途中から「チーム」としてのまとまりが心地よいシリーズになった。中国資本のおかげか、どんどん「ど派手」なアクションも増えたが、それでも「面白い」といえる作品が連続していた。ただ、今回はヴィンが「敵」に回るというところがミソなんだが、やっぱりチームリーダーのいないチームは魅力が半減。映画として「セロン Vs ステイサム」になった。最後の見せ場もそうだし。

そういえば、製作途中で、ロック様がヴィン・ディーゼルのことをボロクソ言っていたな。大丈夫か?セロンは逃亡し、そして明らかに「FF9」を作ることになるんだろうが、チームワークが心配だ。

あと、「子供のファーストネーム」は、やっぱり「あの名前」になりました。予想つきmした。映画終了後、ロビーで女性客2人が、やっぱり同じことを口にしていました。

もう一つ、やっぱりステイサムは最後のそのシーンは、子供を送り届けて、挨拶だけして去るべきだった。「そのテーブル」にはついてほしくなかった。

私と同い年・同月生まれのステイサムとヴィンは、二人ともお気に入り。二人が揃って出演するシリーズだから、やっぱり面白い作品になってほしいと思います

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ロープブレーク[*]

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