劇中、「ラストを変えなくても売れたかもしれないのに、試写会で不評だったためにラストを変えてしまった。『危険な情事』は、観客が作った映画だ」

とあった。

むちゃくちゃ、共感。後味が悪いくらいなんだい！そんなもので、芸術を変えてしまってもいいのか！ 今でも『危険な情事』のラストには共感できない。あの不自然さ。一体誰が悪かったんだい？

脚本家が言うリアリティは、金・興行成績のためにいとも簡単に捻じ曲げられてしまうリアリティ！この皮肉！

ラスト、妻スーザン・サランドンが見守るジュリア・ロバーツとブルース・ウィリスの映画がむちゃくちゃ笑わせてくれる！

がんこおやじばんざーーーい！！

この映画の前、あまりのガンコさ故にロバート・アルトマンは、ハリウッドからほされていたらしい。積年の恨みを込めた皮肉の一作！今まで苦手意識持っていてごめんよぉ〜！