[コメント] 先生と迷い猫(2015/日)
動物、殊に猫を扱った映画の「こうあるべき」という最終形と言ってもよい。猫に頼りすぎず、且つ猫が活きている。物語的には頑固で偏屈だった校長先生が(靴下を濡らして、シャツを泥だらけにして)必死に猫を探す姿が愛おしい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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家に帰ってきてから、妻とのやり取りを一人回想する校長先生の背中が物悲しい。
鈴の音が聞こえたような気がしたが、姿は現さずなラストは最高の余韻。
養護施設の少年がカッターナイフを振りかざしていたので嫌な予感がしたが、思い過ごしか。
みぃが帰ってきたと思いたい。
一番笑ったのはケージの罠の中に「猫が好きなものを入れておくと捕まるかもしれない」と教えられ、餌と妻の遺影をそのケージの中に入れたシーン。
イッセー尾形の芸達者振りには毎度驚かされる。
女優猫のドロップもいい。
存在感はイッセー尾形と五分だった。
本作>>>>超えられない壁>>>>>『ぐーぐーだって猫である』
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