[コメント] ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016/チェコ=英=仏)
『ナチス第三の男』と比較してしまうが、本作の方が断然面白い。
レジスタンスの高潔な描写、虚勢を張りながらもまっすぐで弱くて一市民たる感情の流れなど、若さと愛国心のはざまでの葛藤がよく描かれている。
『ナチス第三の男』でのレジスタンスは田舎の兄ちゃん風情だったが、こちらは凛とした闘志と気高ささえ感じさせ、身を呈して戦う意思を感じる。
また、教会での銃撃戦は、階上からのカメラとアップによる迫力であった。キリアン・マーフィの瞳が独特な色と輝き故、訴えてくるものがある。結末もうまく締めた。
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