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[コメント] ユリゴコロ(2017/日)

原作既読。リスカのシーンは効果音も相まってガチ痛みが伝わってきた。黒髪の吉高由里子は昭和臭い服がよく似合うという意味で蒼井優とかぶる。沼田が描く女性はこういう感じ。オナモミがあちこちに落ちているのは謎。
IN4MATION

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







イヤミスの新女王と言われているらしい沼田まほかるだが、正直ミステリーの構築などの点において湊かなえには程遠い。

本作も正直「で?」っていう内容。

残虐描写も甘いし、心理描写もぬるい。

大体、女ひとりでヤクザの組事務所潰せるもの?笑

原作では4冊だったノートは1冊に改変。意味不明。字も汚いし改行くらいしろ。

売春婦で誰が父親かわからない子供を身篭っている女を娶る奇特な男なんか(例え過去に過失で人を殺したトラウマを抱えたインポテンツだとしても)この世にいるわけなかろう。その上連続殺人の犯人。

どこまで愛されたい願望強い作家だよ。

ここまで酷い女でも、ここまで汚い女でも、愛してくれますか?的な?

既に夫から引導を渡されているのに、偶然とは言え亮介にのこのこ会いに来る美紗子には嫌悪すら覚えた。

「早く捕まれ、馬鹿」という印象しかなかったし、整形して生き続けているというあざとい設定も好きになれない。

そもそも「整形」を使ったミステリーってもうその時点で反則なんだよなぁ、個人的には。

オナモミを殺人現場にポロポロ落として回る理由もよくわからない。

プラックジャックに出てきた病気みたいに昔体内に種子でも入って身体ん中でオナモミでも育ってるのか?

(評価:★3)

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