[コメント] IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017/米)
デリーという田舎町のさまざまな景色を背景に、いじめられっこ少年少女たちの一夏の冒険が描かれている。思春期冒険ホラーの佳品。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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学校、住宅街、薬局やゲーセンのある町、下水の排出口のある川、高い崖のある湖、屋根付き橋、お化け屋敷。実際になかったかも知れないが、夕日がおちる道をチャリで失踪する自転車のシルエットのイメージが、自分の少年期の思い出と重なるような、そんな数々のドラマの場面の絵の美しさは、とっておきたい思い出のように印象深い。
そんな美しさと裏腹にルーザーズの面々は、現実の世界で時に死を覚悟するようないろいろな恐怖にさらされている。そこに差しはさまれる殺人ビエロの影のような存在は、ある種の思春期の不安のメタファーのようでもあり、情緒があって良かった。
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