監督曰く、男女二人だけではなく、「外国人の目線」としてベイルを置いたといっていた。そのおかげでミクロの話がマクロとして捉えられるし、３人の恋の話として見ることで見やすい印象。

とはいえ、これが「アルメニア人大虐殺か？」といわれても、よく判らない。あと、「なぜ？」アルメニア人大虐殺が起きたのか？というところは、かなり判りにくい。少し前まで、一緒に学校に通って授業を受けていたのに。「人種」なのか、「宗教」なのか、まだまだ勉強が必要なようです。

主演のオスカー・アイザック、グアテマラ出身だそうですが、マーワン・ケンザリも併せて「何人にも見える」のは武器ですね。英語劇なのは残念だが。

最後、海に沈んでいったのが誰だったのか、一瞬よく判らなかった。姪っ子のほうかと思った。