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[コメント] 告白小説、その結末(2017/仏=ベルギー=ポーランド)

異なる演技の文法が同一画面で展開されている。セニエは生活感を丸出しにしてエヴァ・グリーンはマンガである。この怪しさに頓着しないセニエの人の好さには作者の徳がもろ出しになっている。
disjunctive

生活のやつれは、作家根性が病理を観察する目へと援用され、エヴァのジャイアニズムに報いる感覚や没落を競う迫力が出てくる。マンガ的なものに包括されたというオチも、事が非属人性へと脱臭されたために、してやられた感じはあまりない。

(評価:★4)

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