[コメント] 或る終焉(2015/メキシコ=仏)
終末医療の難しさが迫ってくる。自分の力ではどうにもならない理不尽なことを、最小限のセリフと日々の暮らしの断面を切り取ることで現実的に見せている。
対象を理解することと、それを周囲に理解されることとは別問題であり、行動したことが予期せぬ事態に陥るもどかしさも上手く表現している。
患者の心を開くことができても、ダンのことで閉鎖的になっているデイヴィッドが、自分を偽っていることが切ない。積極的に生きるとは?心身ともに健康で自立しているとは?色々考えさせられる作品だった。
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