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[コメント] 美徳のよろめき(1957/日)
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★2映画は独白と日記でもって、気障な小説の文体を切り取ろうと努めている。それ以外に面白い処がないからだろう。「夫人は誠に官能の天賦に恵まれていた」「あの人(葉山)の唇は抒情的であった」等々。嗚呼、元祖ヨロメキ。 [review] (寒山拾得)[投票]
★3ドラマの幼さに比して中平康のドライな演出の見事さ。それにしても下らないお話だなあ。三島の原作は未読だけれど、本当にこんな中途半端なメロドラマなのだろうか。ヒロイン・月丘夢路の夫役の三國連太郎が飄々とした存在感を示して忘れがたい。 (ゑぎ)[投票]