[コメント] オース! バタヤン(2013/日)
「赤とんぼ」と「ゴンドラの唄」以外は、正直、聞いたことある曲、1曲もなかった。“ひょんと”の原詩は、なんか知ってたけど。
率直に言って、最初の1曲目(「玄海ブルース」か「島の舟歌」か忘れたが。いずれにしても)が流れてきた瞬間、あまりにもその曲調が“戦前過ぎて”、もしくは“原日本風”過ぎて、「ギター要らないじゃん!!」と思った。
しかし聴いている内に、「そうか。俺なんかが“原日本風”なんて思う楽曲がすでに、当事としては“最大限、洋を取り入れた和”だったんだな」と思った。そして、「だからこそ、それだけの“歴史”があるからこそ、自分が70~80年代に親しんだ、日本の洗練されたポップ音楽シーンがあり得たのかも」と思わされた。
その先頭集団と言うか、第二集団の先頭を、だったのかもしれんが、走り続けてきた1人が、つい半年前に亡くなったばかりであるということに、不思議な因縁を感じたし、遠い昔のことではないのだなあ、とも感じた。映画としては、そういうことをしみじみ感じさせる構成だったのが良かったのかなあ、と思った。
75/100(13/10/13見)
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