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[コメント] 真昼の死闘(1970/米)

尼僧萌え〜 邦題に偽りあり
氷野晴郎

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







西部劇なのにガンファイトが(ほとんど)ない変わり種。

肩透かしくらうかと思いきや、まったく逆でなかなかストーリーもいい(風景もいい)。

二人のかけあいを楽しめるかどうかでおそらく評価は分かれるだろうが、拙僧は楽しかった。

この映画「まぁ別に」という人でも、キャラ設定は新鮮で、後々まで映像だけは印象に残ってると思う。

あともう一つ評価したいのは終盤ね。

ここの戦争、両軍の死傷者数がほぼ互角で、どう転ぶのかまったく想像がつかなかった。

ハッピーエンドになるのか(ニューシネマ系の)バッドエンドのようになるのか分からない。

あまり目立たず誰にも評価されてないけど、実はこれこそがもっとも大事なのでは。

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この映画監督がどういう手順で撮ったのかはわからないが、もし自分が監督だったら

主役二人にはストーリーを事前に教えず、時間軸通りに撮影をする。

その方が正体を明かす場面で、演技でなく素の表情が撮れるからね。

(評価:★5)

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