[コメント] マスカレード・ホテル(2018/日)
事実上のオムニバスに脈略を与えようとして劇伴が出来事を盛る。ロビーに入った客にオーバーアクトさせ、ホテルの格の指標とする。美術と演出がホテルの質感を保証できないのであり、バックオフィスに戻らないと画面が落ち着かない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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フロントとバックの質感を繋げるのはクレームであるから、ホテルはたちまちクレーマーまみれとなる。しかし、伏線を通してしまうのはこの稚気に他ならない。仰々しく退場する老女を、また劇伴が盛ってやがると見過ごし、違和感が合理化されてしまう。
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