[コメント] ミスター・ガラス(2018/米)
いやもう18年かけてすごい物語にリアルタイムで立ち会えたことに感激。「スプリット」エンディングの短いカットで激しく心は躍り、ケレン味たっぷりの本作でシャマランが構築してきた世界をじっくりと感じられた。アニャ・テイラー・ジョイがめちゃかわいい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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「アンブレイカブル」を見たときに、実に面白い世界観だなーと思って、シャマラン監督の映画の中でも特別に心に残る一作となっていたが、少し前に「スプリット」を見て、最後のシーンに登場したブルース・ウィリスと「ミスター・ガラス」の名前に心は躍った。
この作品もまた、「アンブレイカブル」に始まるアメコミ世界観を構成するひとつのコマだったのだ。
激しい期待とともに見た「ミスター・ガラス」は、全てのシーンがすばらしく、18年もかけてシャマラン監督が構築してきたアメコミ妄想世界の完成をリアルタイムで目の当たりに立ち会えた事そのものに感激した。
善なる者、悪なる者はいかにして誕生するのか。世界の均衡を維持するためにその存在自体を抹殺して回っている人々。「超人」と「並外れたパワーを持つ人間」の間をきわどく縫ってかたち造られたスーパーヒーローとヴィランの絶妙な描写のさじ加減も素晴らしい。シャマラン監督の映画には傑作が多数あれど、「ミスター・ガラス」はひとつの頂点と言えるかも知れない。
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