えへへ、わたくしごとながら、DVDデッキを購入いたしました。やっほー。 映画初体験に選んだのは「007私を愛したスパイ」。 新作が公開されているから、というわけではなく いつか全ての007を、もう一度観直したいとずっと思ってました。 ちなみに個人的なベストは「ロシアより愛を込めて」。

さて本題。オープニングはスキーチェイス。 広大な雪山を滑走するボンドと、銃を乱射しながら執拗に追うスナイパー。 そうそう、これこれ！と十数年振りに見る映像にワクワクです。 画質はとっても綺麗。新作と比べても見劣りしないほど。 30年近く前の作品なのに、しっかりメイキングまで収録されているのにも驚く。

ロジャー・ムーア主演の007は、ほとんどのアクションシーンを スタントがこなしている。これ有名な話らしい。 そんなエピソードを知りながら見ると、たしかに激しいシーンでの （スキーチェイスもそう）見え見えの背景合成が それまで高ぶっていた緊張の風船に穴を開ける。プシュー。 ムーアのスタイル、顔、声、ボンドとしての風格には申し分ないけれど どうも本人のやる気が伝わってこない。 ならば「ベスト・オブ・ボンドは？」そう聞かれたならば、こう答えよう。

　「ブロスナン。ピアーズ・ブロスナン」（「ボンド。ジェームス・ボンド」風に）

「ゴールデンアイ」に抜擢された時は、かなり否定的だったけどね。