[コメント] バルジ大作戦(1965/米)
これは悪くない。こういう戦争大作映画は大規模なスペクタクルシーンに頼りがちであるが、ケン・アナキンは役者の細かい動作もちゃんと意識して演出している。だから面白い。シネマスコープ(正確にはシネラマか)を生かした奥行きのある画面や横移動も素晴らしい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
私もまたパンツァー・リート合唱シーンを素晴らしいと思う人間の一人であるが、それもやはりこのシーンの盛り上げ方がうまいからなのだ。ロバート・ショウがブーツを履く足元を映した後、若年兵たちの足元に繋ぐ。ロバート・ショウが若年兵の前を歩いた後、しばしの沈黙の後に合唱が始まる。そしてロバート・ショウもその合唱に参加していく。この一連の流れが素晴らしいのだ。
ドイツ軍侵攻前のカウントダウン、木を踏み倒しながら現れる戦車、雪の中の戦い、霧の中の偵察飛行、魅力的なシーンがたくさんある。3時間近い尺の長さもあまり気にならない。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。