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[コメント] 米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー(2017/日)

本作が支持されたのは政治家を積極的に称揚する内容に対してだろう。それは主権者教育も政治参加手法もなおざりにされてきた本邦の悲鳴に外なるまい。
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







米軍の婦女暴行が運動開始の動機であったこと、ポツダム宣言に感動し、この言葉を武器としたこと。天皇の基地化支持の書簡、市長不信任決議は財界の議員と指摘されている。伊佐浜の田園風景が基地化された対照には衝撃がある。佐藤首相との議論は、首相も真面に答弁していてそれなりに立派(昔は当然なのだが)、いまの「答弁を控えさせていただく」「仮定の話にはお答えできない」連発の貧しさが際立っている。ネーネーズが懐かしい。

(評価:★5)

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