[コメント] 友罪(2018/日)
殺人の罪って償えるのかと考えずにはいられなくなる作品。憑依の瑛太、泣きの生田共に見応え十分な存在感。ただ、生田、瑛太、佐藤浩市の3者の物語だけで十分にヘビーなのに、それに関わる人々の波乱万丈の人生まで盛り込まれ中心の物語が薄まっている。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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それにしても、原作由来なのだろうが、瑛太の事件における被害者家族や加害者家族が登場せず、その代わりに佐藤浩市のストーリーが配置されているという"ずらし"が、物語に圧倒的な奥行きを与えている。
生田斗真は、『彼らが本気で編むときは、』でも驚かされたが、魅力的な役者だ。今際の際にある坂井真紀の前で号泣するシーンでの表情には舌を巻いた。
また、登場時間は短かったが、村上淳が佐藤浩市らへ感情をぶつけるシーンでキラっと光る演技を見せており、嬉しかった。
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