[コメント] アス(2019/米)
冒頭の遊園地シーンといい、映像、音楽ともに目を引く箇所は多いが、ドッペルゲンガーの登場以降は役者の演技やビジュアルに意識が持っていかれる。後半、怖さの正体が知れ、やや過剰気味な演出に慣れて話が冗長に感じられてくるも、ラストでそれなりに納得。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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オープニングクレジット後の、遊園地シークエンスでの陰影が効いた映像、セットの良さ、小気味良いカッティング。 幼きアデレードの表情も良いのだが、アデレードのお父さん役の役者が良い働きをしている。そもそも遊園地ってだけで不穏さが漂っているうえ、お父さんが過剰目に動くことで、不穏さをさらに高めてくれている。
つかみは本当に素晴らしい。
Call the police のくだりのブラックジョークシーンで、前作『ゲット・アウト』のときにも感じた、この監督の変な生真面目さを再び感じた。この監督の、生真面目さの中にある"狂気"が、作品の端々に宿っていて、それを感じられるのは心地が良い。
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