コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019/日)

田舎を出て都会に永く暮らしてると自分がそこそこ好きなものに囲まれた空間ができあがる。でも、自分のルーツである田舎に帰るとだっせー実家、整頓されていないキッチン、汚い冷蔵庫とか目にしてホント、嫌になる。やさぐれて言葉汚い夏帆演じる砂田は祖母といる時間だけ本当の笑顔を見せる。そこがとても印象的。
IN4MATION

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ラスト間際で、ずっと一緒に行動してた清浦(シム・ウンギョン)が消えちゃうんですよ。

自分の母と自分より仲良く話す清浦。

なにもない茨城の田舎を満喫してる清浦。

終始笑顔でハイテンションな清浦。

真逆な砂田。

不倫して、仕事で疲弊して、都会に出たらかっこよくなれると思ってたのに、全然かっこよくなんてない。

不倫相手の奥さんが妊娠したことを契機に彼女は実家に戻る決心をしたんじゃないか、と。

思い出したくもなかった実家を見て悪態をつくものの、虫や乳牛、祖母の生死を垣間見て、不倫相手の奥さんの妊娠にまた思い当たる。

めんどくせー、めんどくせー、かっこわりー、だせー、だっせー。

ラスト、砂田は自分で運転して自分を一番理解してくれてる旦那が待つ家へと帰る。

車窓が次第に都会に移り変わる。

帰る連絡を浮気相手ではなく旦那に直接電話する砂田。

なにかが変わり始める予感。

この帰省は無駄じゃなかった。

そう思いたい。

ほぼほぼすっぴんに近い夏帆は最近、役の振れ幅がすごい。

今でも清楚なイメージを持つ彼女。

だけど、今回の役どころや『きばいやんせ!私』のような、男勝りで言葉遣いも荒々しい、女の子女の子してない彼女も僕は好き。

Red』のように不倫に突き進む破滅型の女を演じる彼女も好き。

多分、どっちも素の夏帆にある一部分を演技してるんだと思う。

ちょうど今回の砂田と清浦のように。

この点数は物語的にどうこうというよりも、夏帆とシム・ウギョンというふたりの女優の演技に対して付けた点数。

物語的な部分に関するレヴューは『ペペロンチーノ』さんのレヴューを読んで頷かされるものがありました。

なるほど、うまい。納得。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。