この劇場版ゲストキャラクターの中ではまいんちゃんこと福原遥が特にアグレッシブに頑張ってるのだが、お話的にちょっと他のキャラより二、三段重い情念があるキャラクターで、若干浮き気味なのは残念ではある。

あるけど、でも冒頭からクライマックスまで見事な三白眼（＆髪で片目隠し）、そして歪んだゲラ笑い顔を見せてくれて、俺は『エコエコアザラク』最初の映画版の菅野美穂を思い出してしまったよ（古すぎる）。まいんちゃんには今後も頑張ってもらいたい。

反生徒会派が学園内にアーミッシュ風のコミュニティを作って賭け事のない平和な学生生活を送っているとかデタラメにもほどがある設定を、マンガ原作テレビドラマ的軽薄さに堕さず若い役者に頑張らせることでなんとか成立させているところは、この実写化シリーズの美点である。ただやはりドラマシリーズでやったほうが映える話ではあるので、第3シーズンを期待したいところ。

（2019/5/25 劇場で鑑賞）