[コメント] ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密(2019/米)
現代劇にベタな探偵を導入し、よりによってダニエル・グレイグをそれに配役する現実準拠の薄さに謂れがないわけではない。アナ・デ・アルマスの無意識によって仮構化された事件は、内容のない罪に苛まれる気持ちの悪さで彼女を圧するのだ。
しかも、無意識の自殺教唆になっているとおそらく語り手が気づいてないことが、メタな不穏を全編に浸透させている。
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