[コメント] 馬上の男(1951/米)
夜の場面が多く、これは意識的にローキーシーンを作っているように思う。夜、部屋の明かりを消すシーンも多い。これも照明変化の演出を意識的にやっている。
いわゆる「アメリカの夜」はどのカットも見事だ。中盤、残雪のある山のシーンで演じられるランドルフ・スコットとジョン・ラッセルとの殴り合いはかなり痛さのある演出でいい。ジョン・ラッセルは『リオ・ブラボー』よりずっと前だが既に目立つ役。ラストの町での決闘シーンで、いきなり物凄い風が吹き出すのも常套といえば常套だが、こゝでこの風を吹かさない演出家は駄目だという気になってくる。
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